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しょうなん(ローマ字:JS ''Syonan'', AGS-5106)は、海上自衛隊の海洋観測艦。建造費は約188億円。 == 設計 == 本艦は、2000年代末の除籍が予定されていた「ふたみ」(51AGS)の代替艦として建造された。設計面では、先行する「にちなん」(08AGS)の改型とされ、船型も同じ長船首楼型であるが、建造コストの低減が重視された結果として、あらゆる面で大幅な再検討が行われた。この結果、船体設計は商船構造とされている〔。 外見上の最大の変化としては、艦首のバウ・シーブの廃止がある。これは、水中音響機器やケーブルの敷設・保守を目的として「あかし」(42AGS)で採用されて以後、ふたみ型や「にちなん」でも踏襲されてきたものであるが、ケーブル・エンジンやケーブル庫、艦首側クレーンなどもあわせて廃止されたことで、かなりの構造・艤装の簡略化につながった。バウ・シーブの廃止に伴って艦橋高さの要求が緩和され、上部構造物は「にちなん」よりも1層低い2層とされている。また上部構造物後部両舷には、「にちなん」と同様に大型の減揺タンクが設置されている。一方、艦尾甲板は「にちなん」と同様に観測甲板とされており、左舷中部には中折式クレーンを、艦尾にはAフレーム・クレーンを備えている。 主機関は「にちなん」と同様にディーゼル・エレクトリック方式、また艦内サービス用発電機とも共用化した統合電気推進とされている。一方、推進器は360度旋回可能なポッド式のアジマススラスターに変更された〔が、これは海上自衛隊の艦船の主推進器としては初の採用であった。これとバウスラスターをあわせて、優れた艦位保持能力を備えている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しょうなん (海洋観測艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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